汚しレビゥ

僕がこのCDを手にしたのは音響系に興味があったからではなく、細野晴臣
小山田圭吾の影響でもなく、ただ「安かったから」というだけの理由でありまして
300円だったんですけれども。
聴いた時期も全くもってよくわからない、とっても的外れな間の抜けた時期で、
一時期のThe High Llamasフィーバーも下火になった頃だったような。
あんまり詳しく覚えてないや。


Santa Barbara The High Llamas / Santa Barbara



とりあえず、「Hawaii」だけは先に持ってたんですよ。そのハワイを聴いた
後で購入した「Santa Barbara」なんですけどね、とりあえず音響系の香り
は全然しないんですよ。ビーチ・ボーイズのニオイもそれほどキツくない。
匂ってくるのはルーツに忠実で、それでいてとてもポップな耳障りのよい音楽。
ちゃんとバンドでやってる音の感じで鳴ってんの。これが最高!これしかない!
って感じはピクリともしてこないのですが、どちらかというとこの頃の
ハイラマズの方が僕は聴き易いかなーという。このアルバムが彼等の経歴の中で
どーいった位置付けで語られてるのかはイマイチみえてきませんが、
この作品はこの作品で現在の彼等のファンとは別のとこで需要があるような
気がしてなりません。どっかの誰かがもっと取り上げればいいのに。
これ、リリースされたのは98年だけど、92年に製作されていたということ
を考えると、90年代イギリスの懐古主義っぷりを予言していた!と、こじ付け
できなくもないです。

なんかねー。ホコリまみれになって押入れに仕舞ってある親のレコードを
漁ったかのような気分になれてしまうですよ。古臭くってどーでもいいよな
もんかもしれないけど、それでいいから。むしろそれがこのアルバムの聴き
どころだと思えなくもないからー。聞き流せそうな具合も程よくいい。



片寄明人がラジオでハイラマズについて喋っている部分。

http://www.st.rim.or.jp/~aun/GREAT3/RADIO/0221.html#5