川本真琴


gobbledygook

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すごいことになっていたのですねこの人は。2001年にトラットリアから
リリースされていたCDなのだよ!とか言われたなら、そのまま信じてしまいそう。
「ピカピカ」のモノノケっぷり。「微熱」の疾走感と危うさをはらんだポップネス。
その2曲がこのアルバムは強固なものにしてる。極端なことを言うならば
アルバムの雰囲気を考えて「FRAGILE」とか「桜」は外してもよかったん
じゃないのでしょうか。しかし、ねえ。「FRAGILE」でのイタコっぷり。
まるで岡村靖幸が乗り移ったかのように歌う川本真琴。10分以上もあるので
曲の善し悪しは別にしてもなかなかどよーんとしてきます。なんかあったのか。
ぜんたいてきにすき。7年前に聴けばよかったんだけどなあ。